第15回宮前区フォトコンテストで審査委員長特別賞を受賞した 西方 忠男さん 宮崎在住 76歳
チャレンジ精神をいつまでも
○…作品のタイトルは「住宅街の秋」。カメラを持ちながらの散策が好きで、下町などの風景を撮影するのが日課。多い時には1日に3〜400枚の写真を撮っていた。しかし新型コロナウイルスが流行し生活が一変。自分の楽しみを続けるため、昨年から区内での散策を開始した。区の印象は「緑や畑に加え、戸建ての特徴ある建物が多い。写真にすると彩りが増えて面白い」。2年連続の入賞について「最高賞を取れるとは思ってなかった。いい写真だとは思っていたのでうれしい」と笑顔で話す。
○…中原区出身。5歳の時に父親に二眼レフを買ってもらったのが、写真を撮り始めたきっかけ。妻と出会い、2人の姉妹を育てながら趣味として写真を撮り続けた。「自由にやらせてもらっているのでありがたい」。40代のころには舞台照明に興味を持った。アマチュア劇団に参加するなど、何事も追求する性格。定年後には新たな目標を作りたいという気持ちで、通信制大学の写真コースに入学。本格的に写真とカメラの勉強を始めたのはこの時だ。「まずやってみる。何かを始めるのに、年齢は関係ない」
○…最近の息抜きはキーボードを弾くこと。孫が段々と弾けるようになったのを見て、自分も挑戦したくなった。継続して練習することが目標で「この年になって継続は力なりを実感している」と確かな手ごたえ。
○…日々意識していることは「何でも一度はやってみよう」というチャレンジ精神。今後の明確な目標はないが、「毎日をしっかり生きていくだけ。また目覚めてよかったと、思える日が続くようにしたい」と話す。「これからも長生きしながら、色々なことにチャレンジしたい」。飽くなき挑戦は続く。
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5月3日
4月26日