神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2022年1月7日 エリアトップへ

新春インタビュー 地域再発見の1年に 南区長、新年の抱負語る

社会

公開:2022年1月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
質問に応じる南区長
質問に応じる南区長

 本紙は2022年の年頭に当たり、南昭子区長にインタビューを行った。南区長は就任から9カ月の区政運営を振り返るとともに、7月1日に式典を行う区制40周年に向けての思いなどを語った。(聞き手/宮前区編集長・藤原裕志)

 ――区長就任から9カ月が経ちましたが、手ごたえはいかがですか。

 「コロナ禍でイベントが相次ぎ中止となり、区民の皆さまと交流する機会が少なかったです。副区長として地域と関わってきた経験があるだけに、思い描いていたイメージとはかけ離れていました」

 ――確かに多くのイベントが中止、または縮小を余儀なくされましたね。緊急事態宣言解除後はどうでしたか。

 「 少しずつ会合が再開されてきた10月以降は、やっと区長らしい仕事ができ始めました。地域の方々にお会いできてこその仕事なので、例年であれば足を運ばないようなイベントにも、積極的に顔を出すようにしていました」

 ――川崎市ではコミュニティの10年後を考える「希望のシナリオ」を掲げ、7つの区ごとに多様な主体が連携しながら、その実現に向けた方策を考えていますね。

 「宮前区では、宮前区の『希望のシナリオ』実現プロジェクトと称しています。昨年は宮前区が誇る『豊かな市民活動・地域活動』を、活動相関図づくりや現地ツアーを行いながら区民の皆さんと一緒に学んできました。区内には地域の担い手がたくさんいらっしゃることを再確認できましたが、一方でまだまだ知らない方たちもいるので改善の余地があると思っています」

――区制40周年を迎えます。どのような1年になるでしょうか。

 「記念式典を7月1日に開催します。テーマは『つながれ、ミライのまちへ』です。区制40周年を区民の皆さまと祝い、次の10年、またその先の未来へつなげていこうという思いを込めました。区民の皆さまが区制40周年を通じて宮前区の素晴らしさを再発見し、誇りを感じてもらい、さらに宮前区を好きになってもらう機会になればうれしいですね」

――鷺沼駅前再開発事業のスケジュールが再び見直されました。方向性について教えて下さい。

 「関係局と密に連絡を取りながら、最終的には宮前区全体の活性化に寄与するような、魅力ある街づくりに取り組んでいきたいです」

――これまで宮前区民に一部開放されていた「日本精工鷺沼運動場」の所有者が昭和大学に変更となりました。

 「昭和大学鷺沼校地は、新たな土地利用を検討する一定期間についてご協力いただき、区民には12月1日から一部開放していただいています。抽選にしたりコマ数を増やすなど、利用しやすい環境を整えました」

――最後に新年の展望を教えて下さい。

 「市の人口推計によると、宮前区は2030年度以降、65歳以上を占める割合が市内7区の中で一番高くなるという結果が出ました。これは負の部分だけではないと思っています。宮前区には重責を担い、ご活躍されている高齢の方がたくさんいらっしゃるということです。今後は貴重な人材であるこの方たちの経験をいかすことが大切であり、少しでも力を発揮していただけるよう、区役所としても取り組みを進めていきます」

宮前区版のトップニュース最新6

「支援の輪」次の段階へ

こども食堂

「支援の輪」次の段階へ

寄付増加、物流に課題

5月3日

「想定超」の4万7000人

川崎市健康アプリ

「想定超」の4万7000人

企業活動、口コミで拡大

5月3日

飛鳥時代の倉庫復元

橘樹官衙遺跡群

飛鳥時代の倉庫復元

「歴史公園」来月オープン

4月26日

多摩川に「モトスマリモ」

国内2例目

多摩川に「モトスマリモ」

河原の石から数年で発生

4月26日

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月4日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook