神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2022年8月12日 エリアトップへ

雅楽団体の一人として「太鼓ミーティング」のオープニングを飾る 横山 晃喜さん 犬蔵在住 27歳

公開:2022年8月12日

  • X
  • LINE
  • hatena

若き伝統芸術の担い手

 ○…不思議な魅力のある音楽と舞―。雅楽は千年以上の歴史を有する古典芸術で「世界最古のオーケストラ」とも呼ばれる。担当する笙(しょう)は、器に何本ものリードのついた竹管を差し込んだ楽器。和音を奏するのが主で「天から差し込む光」を表現するという。初参加となる「太鼓ミーティング」に向けて準備は万端。「地域に貢献する初めての機会。これをきっかけに地域の人と交流を深め、雅楽を広めていきたい」と抱負を語る。

 ○…江戸時代から続く農家の11代目。祖父の代から始めた「自然栽培」を受け継ぐ。月に1回、講師を招いてセミナーを開催するこだわりよう。梅やブルーベリーなどの加工食品が人気だという。父の影響で小学4年生から雅楽を始めた。学生時代は練習拠点の千葉県まで通いつつ、ドラマーとしてバンド活動に明け暮れた。今も自宅にはギターやアンプが飾られている。「雅楽は伝承する使命があるが、バンドは自由に表現する楽しさがあった」

 ○…その道を究めようと、大学では仏教を専攻し「雅楽」をテーマに卒論を手掛けた。所属団体では、千葉県内の小中学生向けのワークショップを開催。これまで3回の海外公演に帯同するなど、国内外で普及活動に力を注ぐ。「いつかは地元の川崎市内でワークショップをしたい」と展望を語る。

 ○…多忙な合間を縫ってロードバイクで多摩川沿いをサイクリングしていたが、最近は車に夢中になっている。「五感で楽しめるローテクな方が好き」と、こちらも古典派だ。現在は農家と笙奏者の二足の草鞋を履く。有機肥料すら使用しない「完全自然栽培」と日本が誇る古典芸術「雅楽」。その二つを世間に広めるため、若い担い手の挑戦は続く。

宮前区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

飯田 康行さん

宮前消防署長に就任した

飯田 康行さん

横浜市在住 58歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

森川 敦子さん

運営する学童で企業と共創しSDGsプログラムを実施した

森川 敦子さん

宮前区在勤 38歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

岸 真介さん

馬絹地域の有志を率いて落書き消しを行った

岸 真介さん

馬絹在住 67歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook