鷺沼ロータリークラブの第40代会長に先月就任した 菅原 一夫さん 小台在住 58歳
「宮前区が好き」が原動力
○…「楽しくなければロータリーにいる必要がない」。そんな想いを念頭に、会長就任で掲げたテーマは『友達になろう』だ。地域との交流を密にし、地元に根付いた必要とされるクラブを目指す。その言葉を体現するように、自身が率先して活動を楽しむ姿が印象的だ。来年、クラブは40周年を迎える。節目の年に向け会員数を伸ばし、弾みをつける。
○…入会は5年前。6年前に父親を亡くし、後を継いで奉仕活動に携わることを決めた。これまでは地元鷺沼周辺の付き合いが多かったが「クラブに入ったおかげでいろんな地区に仲間が増えた」と嬉しげ。一方で、最盛期には70人以上いた会員が現在は24人まで減少したことを懸念している。「仲間が増える、これがクラブの一番の魅力。だからこそ活動を広く伝え、会員を増やすことが役目」と強く語る。
○…鷺沼でゴルフ練習場とスポーツクラブの複合施設を運営する(株)エスエスケイスポーツフレンドの代表。以前は橋を建設する場所の海底地盤調査をする企業に勤めていた。鳴門大橋や明石海峡大橋、アクアラインなどの建設の際も調査に携わった。「高校時代ワンダーフォーゲル部で山にいたから、海にいきたくて」と冗談めかして笑う。6年勤め、30年程前、父の後を継ぐため今の会社に入った。朝は5時に起き、6時半には会社に着いて代表自ら施設内と周辺の掃除をしている。「もう昔からの日課になってるね」と話す表情からはおおらかさが滲み出る。
○…現在は母と妻、2匹の犬と暮らす。娘2人はすでに一人立ちしたが、取材中も”娘自慢”が止まらない。長女は今年6月に結婚した。「少しさみしい」と言いつつも、「犬も2匹とも女の子。男ひとりでさみしかったから旦那さんが来てくれてよかったよ」とニコリ。生まれも育ちも小台。「この街が好き。自分の故郷をより良くしていきたい」。この想いが自身の活動への原動力だ。
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5月3日
4月26日