第67代JR川崎駅長に就任した 上野 貞行さん 東京都港区在住 53歳
さらなる安全な駅に
○…人気アイドルグループAKB48の活動拠点などで知られる秋葉原の駅長からこのほど、川崎駅長に就任した。神奈川県内での勤務は1983(昭和58)年に鶴見駅営業センターでの券売機管理や旅行業に従事して以来となる。多摩川をはさんだ蒲田で生まれ育ち、川崎といえば「工場が多い」との印象を幼少時から抱いていた。駅長就任で久々に訪れた川崎の街並みを目にした際「ずいぶん見違えた」というのが率直な感想。かつて、工場で働く人で賑わいをみせた川崎駅も今では若者や親子連れが目立つようになったことも時代の移ろいを感じたという。
○…81年、旧国鉄に入社。東京車掌区で東海道線や横須賀線での車掌を振り出しに東京駅、東京南鉄道管理局総務部人事課、JR東日本人事部人事課、上野地区指導センター所長などを経験した。中でも田端にある研修センターの立ち上げは、場所探しから図面引き、備品の調達まで携わった思い出深い業務の一つ。社員教育畑を長年歩んできたこともあり、社員が生き生き、のびのび仕事が出来る環境づくりに意欲をみせる。「そのためにも部下に、チャンスや活躍の場を与えることに力を注ぎたい」と抱負を語る。
○…夫人、一男一女の4人家族。自宅のある浜松町から川崎駅までの通勤時間は京浜東北線を使っておよそ30分。趣味のウォーキングを兼ね、帰宅時は品川で下車し、自宅まで歩いて帰り、健康を維持するのが日課だ。
○…川崎駅周辺の再開発に伴い、駅利用者数は年々増えている。「お客さまに安心、安全に利用していただける駅作り」がこれまで以上に求められているという。これに対し「秋葉原時代をはじめ、これまで培った経験やノウハウなどを活用すれば問題はない」ときっぱり。「まずは、基本的な仕事ができているかの点検から行っていきたい」とも強調した。
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4月26日
4月19日