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川崎区・幸区版 公開:2011年9月9日 エリアトップへ

川崎区食育推進分科会会長を務める 三津間(みつま) 通(みち)さん 横浜市港北区在住 64歳

公開:2011年9月9日

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生きることは食べること

 ○…9月9日は、健康長寿を祝う重陽の節句。「食べ物を大切にする日」でもある。川崎の食を支える活動をする一人として登場をしてもらったのがこの人。川崎区内で食や教育に関する活動をする12団体で構成される川崎区食育推進分科会の会長。食への知識定着や健全な食事を促す食育活動に取り組んでいる。

 ○…「自立したいという思いで駆け抜けた。結果的に食や生活のプロになっていた」─。半生をこう振り返る。民間企業の給食管理を経て横浜市衛生局の行政栄養士になった。当時は化学や数学が好きで”食”に対しては特別な思いはなかったという。出産を機に一時は経理事務に携わったが「男性と同じ立場で働き続けたい」との思いを抱き続けていた。そうした中、日本鋼管(現JFEスチール)の誘いを受け”食”の分野に復帰。退職後の04年には、自身の経験を活かし川崎区小田に会社を立ち上げ、地域の食育活動や社会活動のサポートを行う。08年に川崎区食育推進分科会の設立と同時にメンバーとして名を連ね、これまでのキャリアや人望が買われて会長に就任した。

 ○…会では食事の大切さをまずは子ども達に伝えようと幼稚園を対象に講話などを行った。現在は市立川崎高校調理部の部員の協力を得て、地域の小学生を対象に調理実習を中心とした活動に取り組んでいる。野菜が嫌いな子どもが自ら料理を作ることで好き嫌いの克服意識や食への関心が生まれるなど手ごたえを感じたという。

 ○…4月には東日本大震災被災地の食事情を助けたいとボランティアに参加した。現地での活動を通し、食べられる幸せや生命活動に食事は不可欠であることを再認識した。震災で一時的に市場から食品が消え、食の安全確保が問題になったことで、人々が改めて食の大切さを考えるきっかけになればと語る。「生きることは食べること。欠かすことの出来ないものです」
 

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