神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2012年4月13日 エリアトップへ

神奈川県警生活安全サポート班川崎市のリーダー 大澤 昇さん 神奈川県警部補 55歳

公開:2012年4月13日

  • LINE
  • hatena

地域の特徴を活かし活動

 ○…ボランティア団体を支援し、犯罪を減らす「生活安全サポート班」の川崎市のリーダーにこの春就任した。一般市民のイメージで警察官といえば犯罪捜査や交通違反の取締りといった職務を思い浮かべるが、サポート班の仕事は一風異なる。例えば、市民から要望があれば各所に出向き、市民のボランティア活動の支援を行う。各イベントの提案やボランティア活動を始めたい人々の援助をしたりと仕事は多岐に渡る。全国的にも珍しい取り組みで、県全体では25人、川崎市には3人が任務についている。

 ○…「普通の会社ではできない安全の確保に取組みたくて警察官になりました」。新卒で入社したショッピングセンターを3年で退職した後、警察官に転職した。「警察官のイメージからかけ離れた仕事も多くて最初は驚きの連続でした」と振り返る。地域総務課や自動車警ら隊を22年務め、8年前から防犯課に異動となった。

 ○…川崎市民と向き合うのは今回が初めて。「南北で特性が全く異なるから同じ事をしようとするのは難しい。それぞれの良さを活かした活動を進めていきます」と話す。川崎市内の団体数が370以上になった今、「数を増やしていくことも大切だが、活動内容を充実させて長く続く団体を育てることにも注力したいです」と話す。例えば、今年は自治会の防犯活動に、老人会での振り込み詐欺撲滅活動や子ども会の非行防止活動などを加えて、地域内で更なる連携を深める予定だ。「相互で協力し合えば、垣根を越えた交流も可能になるはず」

 ○…趣味は「庭いじり」。週末は妻と一緒にバラや盆栽の手入れをするのが日課となっている。いちばんのお気に入りはグレース・ケリーに捧げられたプリンセス・ドゥ・モナコ。「柔らかいピンク色が美しくて。仕事で気持ちが張っているぶん自然を見ていると心が和むんですよね」。きりりとした表情が一瞬和んだ。
 

川崎区・幸区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

加藤 和男さん

3月19日付けで川崎警察署長に就任した

加藤 和男さん

川崎区在住 59歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

少年消防クラブ指導者として総務大臣表彰を受賞した

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

川崎区桜本在住 78歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

杉山 孝博さん

社会医療法人財団 石心会理事長を務める

杉山 孝博さん

幸区在勤 76歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook