川崎市PTA連絡協議会の会長として活躍する 小原 良さん 幸区北加瀬在住 46歳
PTA支える棟梁
○…川崎市PTA連絡協議会の会長として、今年で4年目。「連絡協議会は上部組織ではなく、単位PTA(各学校のPTA)をバックアップするための組織」との信念を持つ。年に180以上のPTA関連の会議や催しに出席し、市内に171ある市立学校のPTAを支えている。新しい取り組みにも積極的で、今年度から保護者向けのICT(情報通信技術)学習会の中で、スマートフォンの安全対策指導も始めた。
○…とりわけ食育や子どもたちの生活習慣改善に力を入れてきた。保護者が食育を考えるきっかけとして始めたお弁当コンテストは、今年度で4回目。応募は保護者にとどまらず、児童や生徒からも集まる。学校やクラス単位での参加も増え、昨年のコンテストでは400以上の作品が集まるなど、食育の取り組みとして確実に成長している。また「メニューが統一された学校給食は、食育の教材として必要」との立場から、将来的には市内中学校への給食導入も目指している。
○…2女の父で、本業は大工。学生時代にアメリカンフットボールで鍛えたがっちりとした体格は健在だが、最近は力仕事を若手に任せているため「太って困る」とおどける。音楽が好きで、学生時代には軽トラック2台分ものレコードを集めたという。CDが普及したころにすべて売ってしまったため、名曲たちの再収集が趣味。
○…8年前に日吉小学校のPTAに初めて参加。その後PTA会長、幸区PTA連絡協議会副会長などを歴任した。PTAの行事等には式次第や簡単なレジュメしか残っていないものも多く、苦労もあった。そのため、現在はマニュアルの作成や更新に力を入れる。「PTAは毎年会員が入れ替わる組織。活動のベースとなるものを残していかないと」。次女が今年で中学2年生となり、PTAに関われるのも残りわずか。頼られ続ける連絡協議会作りに全力を尽くす。
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4月26日
4月19日