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川崎区・幸区版 公開:2012年10月12日 エリアトップへ

9月10日付で川崎警察署長に就任した 宮下 則保さん 幸区在住 57歳

公開:2012年10月12日

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一体感のある署に

 ○…「署長という立場をいただいているだけですから、自分は一人の『署員』のつもりでいます」。飾らない、快活な語り口。若手署員にも気兼ねなく話しかけ、署全体が一体となるような雰囲気づくりを心掛けている。前職は警務部参事官兼警務課長。人事に関連する業務が中心だった。久しぶりの第一線復帰に「毎日が充実しています。『血沸き肉躍る』だね」と、はりきっている。

 ○…川崎は駅前の再開発など明るい話題が多い反面、暴力団の存在など、市民を脅かす危険もある。「いざというときは頼ってほしい。市民の盾になるのも我々の仕事ですから」。一方で、市民との協力にも意欲的で「大きい町だからこそ、地域の方と一体となって、川崎を安心・安全な町にしていきたい」と抱負を語った。また、若手署員たちの育成にも熱心だ。「これだけ忙しいところに勤務していれば、他署で必ず戦力になる。10年後の彼らに合うのが楽しみ」と、息子ほどの年齢の署員を見つめるまなざしは温かい。

 ○…「人と接するのは嫌いじゃない」。話し好きで、インタビューにも終始笑顔で対応。市民や外郭団体との交流も積極的に図っている。そんな性格のルーツは、少年時代にある。港湾関係の仕事をしていた父親は転勤が多く、小学校・中学校のころは横浜、名古屋、大阪などの港町を転々とした。転校の度に一から友達を作り直す日々だったが、最後には必ずクラスに溶け込んでいたという。

 ○…現在は幸区で単身赴任生活中。洗濯、掃除などの家事は自ら完ぺきにこなし、昼食には毎日手作りの弁当を持参する。「署長の昼飯なんてそれで十分」と真面目な顔で言う。休日の息抜きは自宅のある平塚市に帰り、2人の孫の世話をすること。子どもたちの時は夫人に頼りっきりだったが、今ではご飯や入浴を積極的に手伝う。「もう、最高ですね」と2歳と10カ月の男の子にメロメロだ。
 

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