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川崎区・幸区版 公開:2013年3月1日 エリアトップへ

かながわ東日本大震災ボランティアステーションの事務局代表として被災地支援に奔走する 植山 利昭さん 川崎区京町在住 64歳

公開:2013年3月1日

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情熱絶やさぬ行動派

 ○…被災地へのボランティア派遣等を行う「かながわ東日本大震災ボランティアステーション事業」の事務局代表。活動希望者と現地のニーズ調整を行う「コーディネーター役」として、今も年に10回程度は現地に足を運ぶ。「被災地の方も仮設住宅生活が長くなり、疲れきっている。気分が楽になるような支援も必要」。がれき撤去から仮設住宅でのお茶会開催まで、さまざまな支援を被災地に届けてきた。

 ○…現在の活動のルーツは学生時代にある。安保闘争の真っただ中で討論を繰り返し、デモにも繰り出した経験が、社会問題と真正面から向き合うきっかけとなった。災害支援に初めて関わったのは95年の阪神淡路大震災。両親が西宮市に住んでいたこともあり、他人ごとではなかったという。県内初の災害ボランティア組織「かわさき災害ボランティアネットワーク」、さらに2年後の「かながわ災害ボランティアネットワーク」の立ち上げに参加。各地の災害支援の最前線で活躍している。

 ○…京都市出身。30代で川崎に移り住み、保険代理店での仕事のかたわら、友人の学習塾を手伝った。少年時代は中西太選手に憧れた野球好き。仕事についてからも草野球に興じ、京町中学校の野球部員と対戦するなど、趣味が地域交流に一役買っていた。チームでは投手も任されたが「3回でばててた。中学生にはホームランも打たれたな」と笑う。「現役引退」した現在も母親を訪ねる際に甲子園球場に足を運び、高校野球観戦を楽しむ。

 ○…「大したことをやってるとは思わないけど、現地の人に『ありがとう』と言われるとやっぱりうれしい」。ボランティアのやりがいについて、謙遜しつつもそう話す。3月11日が近付くにつれ、講演会や取材の依頼も増えている。「この時期は興味を持ってもらえている。10年くらい続けばいいけど」と継続的な被災地支援を願っていた。
 

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