小倉緑道ガーデンクラブの会長を8年務める 新堀 忠夫さん 幸区南加瀬在住 82歳
緑道生かし地域の絆を
○…春は菜の花、夏はひまわり、秋はバラ…。尻手黒川道路から鶴見川付近まで続く全長1620mの小倉緑道は、四季折々の花や木々が生い茂り、地域住民の目を楽しませている。緑道の維持・管理を行うガーデンクラブの会長を務めて今年で8年目。15人のメンバーとともに週に3日、花の手入れなどの活動に汗を流す。「緑道は地域住民にとってコミニュケーションをとる重要な場所。だからこそ管理されていないといけない」と力を込める。
○…クラブ設立以前の小倉緑道は、植栽はされているものの、管理が行き届いておらず、ごみなどが散乱していた。「何とかしなければ」。そんな思いを抱いていたとき、幸区役所から管理の相談があった。断れない性格ということもあり、自ら仲間を集めクラブを立ち上げた。ゴミ拾いや草刈などの地道な作業から始めた活動は、寄付や助成などの後押しもあり、花が増えるなど見える形で変化した。「綺麗になるのがうれしくてね。夢中で作業したよ」
○…幸区南加瀬生まれ。高校卒業後、家業である農家を継ぎ、その後不動産管理を行う新明興業を立ち上げた。地域で働き、情報などにも精通していたことから、PTA会長や南加瀬辻町内会長を歴任。82歳になった今でも多くの団体の顧問や代表を務めるなど忙しい日々を過ごしている。健康維持について聞くと「グラウンドゴルフだね」と即答。多いときには週に4回もプレーしているのだとか。「でも全然うまくならないけどね」と笑顔。
○…2年前まで整備・管理することを主眼に活動してきたが、次なる取り組みに「緑道を生かした地域の絆作り」をあげる。一昨年には、小倉緑道に咲くバラの写真展を企画。住民からも好評で、地域交流の一助にもなった。「次は南加瀬地域で活動している6個のガーデンクラブを結ぶネットワークを作りたい。連携することで街に花がいっぱいになれば」と目を輝かせる。
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5月3日
4月26日