神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
川崎区・幸区版 公開:2013年5月10日 エリアトップへ

川崎区内のイベントで沖縄県宇座地区に伝わるエイサーを踊る 小森 信さん 川崎区中島在住 26歳

公開:2013年5月10日

  • LINE
  • hatena

伝統のエイサーを川崎に

 ○…三線(さんしん)の奏でる音色に合わせ、太鼓を打ち鳴らし、足や手を振り上げるようにして踊る沖縄の伝統舞踊・エイサー。近年はアレンジを加えた創作ものも増え、多様化を見せている。中でも沖縄本島・宇座地区に伝わるエイサーに魅せられ、自ら踊り続ける。派手な振り付けが少ないのが特徴だが「一つ一つ動きが大きく、勇壮です」と胸を張る。

 ○…高校1年の夏、横浜にある沖縄料理店のママに誘われ、初めてエイサーの練習に参加した。もともと大の音楽好き。地域の盆踊りで和太鼓を叩いた経験もあり、エイサーのリズムを聞くと血が騒いだ。案の条のめり込み、月に2回の練習や、毎年夏と冬に行う沖縄合宿にも精力的に参加した。エイサーの魅力は、メンバー同士の一体感にあるという。「お囃子の掛け合いがピッタリはまった時は、最高に気持ちいい」と目を輝かせる。

 ○…横浜市港南区出身。本人いわく「好きなことにはとことん入れ込む」性格で、中学時代は小中学校のインターネット回線を整備するボランティアに熱中。高校では将棋同好会の部長として、3年間対局に明け暮れた。現在は三線の練習に没頭している。将来沖縄の浜辺で弾き語るのが夢だという。中島の保育園で働くため、今春川崎に越してきたばかり。今まで川崎とはほとんど縁はなかったが、すでに駅近くにお気に入りの沖縄料理屋も見つけた。

 ○…所属する「宇座エイサー神奈川倶楽部」は横須賀を中心に活動しているが、今年は川崎区内のイベントにも積極的に出演。今月初旬にラ チッタデッラで行われた「はいさい FESTA」では、メンバーを率いる指揮役・チョンダラーを務めた。「観客のノリがよく、やりやすかった。沖縄出身者が多く住む川崎で、本島の伝統的なエイサーを踊れることには意義を感じます。もっと多くの人に見てもらえるよう、活動を続けます」と力を込めた。

川崎区・幸区版の人物風土記最新6

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月26日

加藤 和男さん

3月19日付けで川崎警察署長に就任した

加藤 和男さん

川崎区在住 59歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

多摩区出身 26歳

4月12日

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

少年消防クラブ指導者として総務大臣表彰を受賞した

沖山 秀次郎(ひでじろう)さん

川崎区桜本在住 78歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

杉山 孝博さん

社会医療法人財団 石心会理事長を務める

杉山 孝博さん

幸区在勤 76歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 12月8日0:00更新

  • 8月4日0:00更新

  • 4月28日0:00更新

川崎区・幸区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

川崎区・幸区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook