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川崎区・幸区版 公開:2013年5月24日 エリアトップへ

2代目の幸消防団長として活躍する 新井 和久さん 幸区下平間在住 77歳

公開:2013年5月24日

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信頼される消防団に

 ○…火災や災害時に消防署をサポートして、消火・救助を行う消防団。幸区内4分団、総勢156人の団員をまとめる団長に就任した。結成以来40年に渡り、団長を務めてきた前任者からの引き継ぎということもあり「プレッシャーも大きい」と話しつつも「これまでの経験を活かして、団員増員などに尽力していきたい」と表情を引き締める。

 ○…幸区下平間で生まれ育った。父、祖父ともに消防団に所属し、幼いころからその背中を見てきた。そのため「自分たちの街は自分たちで守るという考えが自然と身についていた」という。自らも20歳の時に前身となる川崎消防団への入団を決めた。仕事や訓練で忙しい日々を過ごし、67歳の時からは副団長として団の下支えをしてきた。火災現場などで命の危機を感じることもあり、体力、精神力ともに大きな負担となったが「語りあえる仲間と地域の人の喜ぶ顔が合ったからこそ続けてこられた」と絆を強調する。

 ○…100年以上続く老舗理容室とレース鳩のブリーダーという2足のわらじを続けている。小学校のとき、疎開先で伝書鳩と出会ったことでレース鳩の世界に入った。徹底的にこだわる性格だったこともあり、訓練や育成方法、繁殖交配などの研究に没頭。優秀な鳩をたくさん育て、大会では常に上位の成績を収めた。1962年には自身の鳩が「新井北輝」としてブランドに。今でも全国大会で上位にくる鳩は新井北輝系の血筋が多いという。「自分のやってきた成果が残るのは本当にうれしい」

 ○…幸消防団内で重機などを扱う機動部隊の結成を目指す。「大震災や土砂災害の発生時には、道路が瓦礫などで封鎖されてしまうケースが多い。迅速に救援物資を届けるためにも、機動部隊が必要」と力説する。今後地元建設会社などに出向き重機と人材の協力を訴えていく考えだ。地域の安心と安全を守るため、多忙な日々が続く。
 

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