先月23日に川崎区PTA協議会の会長に就任した 大島 茂伸さん 川崎区浅田在住 50歳
「調和がモットー」
○…川崎区内の小中学校と養護学校31校のPTAをまとめる、川崎区PTA協議会(川崎区P協)の会長に就任した。市の協議会と各校をつなぐパイプ役のみならず、スポーツ大会や懇親会などを通じた各校の横のつながりの強化に奔走する。昨年度までの2年間は、副会長として活躍。昨年行われた協議会40周年記念式典では司会を務めた。当日集まった現役役員や校長、卒業会員ら約180人を前にして「川崎区P協のチームワークを感じた」という。「先輩方が積み上げてきたものを、しっかりと守っていきたい」と気を引き締める。
○…大学生の長女と、中学校2年生の長男の父。長男が浅田小学校に入学した06年、初めてPTA役員となった。姉と妹にはさまれて育ったため、女性の多い役員の中にも、始めからすんなり溶け込めたという。「家事も妻と協力してこなすので、会話のネタに困りません。男性を感じないとも言われますが」と苦笑する。07年からの2年間は同小の会長も務めた。
○…PTAの活動について「各学校で開催しているバザーや、地域の人を講師に招いての教室は、子どもと地域の大人を繋ぐきっかけになっている。まちづくり活動の一環だと思っています」と話す。「子どもたちには『川崎区に生まれてよかった』と思ってもらいたい。郷土愛が、人を愛することの根源だと思うので」と力を込める。
○…ゆったりとした語り口で、どこか親しみやすい、とぼけたような雰囲気。「人を引っ張るというより、全体の調和を大切にするタイプ」と自らを評す。月に1度の運営委員会でも和やかな進行を心掛け、役員一人ひとりから意見を吸い上げられるよう、常に気を配っている。浅田小、京町中、橘高のOB。川崎市の職員として働き、仕事後や休日にPTA活動に勤しむ。「どちらかに偏らず、バランスよくやりたい。ここでも調和を大切にね」と笑った。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日