川崎区民生委員児童委員協議会の会長として区内269人の民生児童委員をまとめる 梅津 三枝さん 境町在住 74歳
「ありがとう」を原動力に
○…昨年12月に川崎区民生委員児童委員協議会(区民協)の会長に就任。区内の民生委員と児童委員(民生児童委員)269人を取りまとめる。民生児童委員の仕事は子育てや介護に悩む地域住民への行政サービスの紹介や、高齢者宅訪問、地域の子ども達の見守りなど多岐にわたる。高齢化が進んだ上、現在は定員に対して12人欠員しており「私が始めたころより一人ひとりの仕事量が増えた」と各委員の負担をおもんぱかる。要望があっても言い出せない性格の委員や、新任の委員にも活動を楽しんでもらえるよう「委員たちとよく話し合える、力になってあげられる会長になりたい」と抱負を語る。
○…東京都足立区出身。結婚とともに、旭町に居を移した。主婦業のかたわら婦人部でも積極的に活動。婦人部長を務めていた時に推薦を受け、95年から民生委員となる。地区会長や区民協副会長を歴任。小泉忠之前会長も「穏やかなようでいて、的確な判断ができる女性。会長にピッタリだ」と太鼓判を押す。
○…「地域の方に選んでいただいているんだから、地域の役に立たないと」。そんな責任感で19年間走り続けてきた。足が痛いと相談を受ければ近くの病院を紹介したり、隣人トラブルの相談に乗ったり――。家族には「そんなことも仕事なの?」と驚かれることもあるが、電話で呼ばれれば迷わずかけていく。「いろんな方から『ありがとう』と言ってもらえる。その一言が嬉しくてね」と顔をほころばせる。
○…娘夫婦と中学3年の孫との4人暮らし。保護司としても活動しているため外出が多く、多忙な毎日を送る。息抜きは、年に6回は行くという家族との温泉旅行だ。3年後には民生児童委員、保護司ともに任期が終わり、自由な時間も増えるが「もちろん友達と温泉に行ったりもしたいけど、ボランティア活動は続けたい。いつまでも人の役に立ちたい」と力強く語った。
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4月26日
4月19日