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川崎区・幸区版 公開:2014年4月11日 エリアトップへ

3月19日付で川崎警察署長に就任した 保坂都彦(くにひこ)さん 幸区在住 57歳

公開:2014年4月11日

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「一件でも犯罪を減らす」

 ○…昨年管内で被害を出した「振り込め詐欺の未然防止、交通事故の減少は喫緊の課題」と話す。前任は県警本部監察官室長。それ以前は薬物銃器対策課長、捜査一課長など、長年刑事畑を歩んできた。様々な事件に直面してきた中で、「何としても犯人を捕まえ、一件でも犯罪を減らす」ことが信条。「事件が大きかろうが小さかろうが、被害者がいることに変わりはない」と、口を真一文字に結ぶ。

 ○…いかなるときも、被害者やその遺族に寄り添うことを第一に考えてきた。その気持ちが一層強くなったのは、捜査一課時代に担当したある事件。被害者遺族となった子どもが忘れられないという。「他の子は毎日楽しく過ごしているのに、その子の頭の中は事件のことばかり。いたたまれなかった」と振り返る。「絶対に被害者遺族を出してはならない」と、強い感情が湧いた。同署署長に就任した当日、署員には現場や仲間を思うことの大切さとともに、被害者・被害者遺族を思うことの大切さを説いた。

 ○…「いつも持ち歩いているんですよ」と言って鞄から取り出したのは、茅ヶ崎署長時代に自らが載ったタウンニュース。「情報源として、普段から活用させてもらっていますよ」と、笑みがこぼれる。初めて赴任した鶴見署時代から9年間、小田の寮に住んでいたという川崎との縁もある。「駅前も通りも、当時とはもうすっかり変わってしまいましたね」。一から勉強し直すつもりで、情報収集にも努めていく。

 ○…趣味は、畑での野菜作り。山梨県出身で幼いころから土に親しんでいたこともあり、「手をかければ応えてくれる。人と同じですよね」と醍醐味を語る。現在は官舎に単身で住んでいるためかなわないが、その分「週末には妻とともに、川崎の街すべてを歩いて、この街を知っていきたい」。自身の仕事の指針として掲げる「愚直に、地道に、徹底的に」という姿勢は、休日にも発揮されるようだ。

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