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川崎区・幸区版 公開:2014年11月14日 エリアトップへ

NPO法人多摩川干潟ネットワークの理事長を務める 小泉 茂さん 殿町在住 66歳

公開:2014年11月14日

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愛する多摩川の魅力発信

 ○…洪水による多摩川の氾濫など、水害発生時の復旧活動拠点となる「大師河原水防センター」。平常時の同館を07年の開館時から運営するNPO法人多摩川干潟ネットワーク(旧大師河原水防センター運営委員会)の理事長として30人のスタッフをまとめる。定期的に開催している野鳥観察会などの自然教室や、多摩川の歴史や生物に関する展示物がズラリと並ぶ館内の充実ぶりが評判を呼び、11月5日には来場者数が7万人に到達。「活動の浸透が数字でわかって嬉しい」と笑顔を見せる。

 ○…殿町の海苔漁師の家に生まれ、遊び場はいつも多摩川周辺だった。今も一息入れる時は、土手に上がる。広々と開けた多摩川を眺めると、ホッとする。高校卒業後、20歳で結婚。4人の子どもに恵まれた。鈑金塗装業のかたわら、殿町小学校のPTA活動にも参加。もともとは単独行動を好む気ままな性格だったが、学校行事の運営に関わるうちに、一致団結して取り組む楽しさにのめり込み「どら猫が鈴をつけられた」と笑う。会長も務めた。

 ○…多摩川と積極的に関わるようになったのは00年頃。台風で堆積した大量のごみと臭気が気になり、友人と2人で川岸の清掃を始めた。その後、メンバーを増やしてボランティア団体を立ち上げ、現在も定期的に清掃を続けている。大師河原水防センターの開設にも準備委員会から参加。PTA会長の経験やどっしりとした存在感を買われ、同センター開設とともに運営委員長を任された。

 ○…理事長としての役割は「1歩、2歩下がって、周囲を見渡すこと」にあると自負している。多摩川干潟ネットワークのスタッフのほとんどは、本業との掛け持ち。忙しい合間をぬっての活動だからこそ「それぞれの得意分野を生かし、楽しく活動してほしい」と願い、定例会などでは多くの意見に耳を傾ける。愛する多摩川の魅力発信のため、円滑な運営を心掛ける。

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