川崎区・幸区版 掲載号:2016年11月11日号 エリアトップへ

「平成28年度かわさきマイスター」に認定された 秦 義光さん 浅野町勤務 71歳

掲載号:2016年11月11日号

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若者の道開く鉄工所の父

 ○…溶接、板金、製缶などの匠として精度の高い技術とスピードを誇る。また社長として若手の育成にも尽力。今年度のかわさきマイスターに選ばれた。「若い世代にものづくりの魅力を伝え、世のためになる製品を作り続けたい」と意欲を見せる。鉄工の硬いイメージとは懸け離れた柔らかな表情で終始語った。

 ○…福岡県うきは市出身。上京してから知人の紹介で鉄工の会社で10数年働き、溶接や製缶などの技術を習得。ところが28歳の時、会社が倒産。長男が生まれた頃で、「自分は人が1個製品を作るときに、2個、3個作れる。得意なことで稼いでいけるのでは」と思い立ち、29歳で大田区に会社を興す。徐々に従業員も増え、順調に会社は成長。約20年前に川崎区に移転した。夫人の病気で一度は会社を退こうと考えたこともあったが、会社員の長男と高校卒業間近の長女が手伝うと話してくれた。「とても嬉しかった。恥ずかしいから喜んだ顔は見せられなかったけどね」と照れ笑う。

 ○…「(鉄工は)『きつい、汚い、危険』などのイメージがあるが、ものづくりの喜びを若者に伝え、興味を持って挑戦してほしい」と、震災などで就職率が低迷していた2011年頃から採用を全国に広げた。会社近くに寮を新設し、親元を離れても安心して仕事に打ち込める環境を整えた。社員のために、自ら腕を振るって朝食を作ったこともある。仕事が合わなかった人には、まずは話を聞いて、一緒にハローワークへ行ったり、知り合いの会社を紹介したりする。従業員を思う父のような優しさで若手を育む。

 ○…趣味はアユ釣りとゴルフ。幼少期は福岡県の筑豊川で、上京してからは関東地方の川に出かける。「関東のアユは小ぶりだけど、その場で塩焼きにするととても美味しい。最近は忙しくてあまり行けていないけれど」と嘆くが、仕事の忙しささえも楽しんでいるよう。夫人、親戚の3人暮らし。

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