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川崎区・幸区版 公開:2018年2月16日 エリアトップへ

JR川崎駅駅長を務める 大野 武一さん 横浜市鶴見区在住 56歳

公開:2018年2月16日

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明朗快活な笑顔が印象的

 ○…あす17日、JR川崎駅に待望の北口通路と北改札の供用が始まり、改札内商業施設「エキナカ」が開業する。第70代の川崎駅駅長として、歴史的な場面に立ち会う。「新しい駅ができるような思いでいる」と、現在の心境について語る。供用開始により、駅の混雑が一極集中から分散されることが見込まれる中、駅利用者の流れの変化やそれに対応した駅運営は気になるところ。一方で川崎大師方面への案内など「今まで以上に丁寧な接客ができる」と笑顔を見せる。

 ○…自他ともに認める明るい性格。部下たちには「明るく仕事をしてほしい」と常々口にする。駅長に就任して3カ月。サッカーJ1・川崎フロンターレが優勝記念パレードを行った際、大勢のサポーターが南武線を使って嬉しそうに駅を降りていく光景は印象に残る。「市民の盛り上がりを感じた」といい、365日、「こうした笑顔が溢れるような駅づくりを目指したい」。

 ○…山梨県身延町生まれ。高校卒業を機に上京し、1980年(昭和55年)に旧国鉄に入社。鶴見線・安善駅での業務を振り出しに東京駅、新子安駅、横浜駅などで働いた。川崎駅は競馬や競輪開催時に改札業務のサポートとして携わり、「熱気を感じていた」と当時を振り返る。主に営業畑を歩み、駅の運営業務に勤しんだ。川崎駅長は川崎地区長として鶴見駅や鶴見線、南武支線、南武線・登戸駅での管理業務に携わるが、こうした業務経験が生きているという。

 ○…妻の影響で大のベイスターズファン。大洋ホエールズ時代から応援し続け、キャンプ地まで足を運んだこともある。関内駅長時代には「ハマの番長」こと、三浦大輔選手(当時)が駅を訪れたことは良き思い出だ。本拠地としていた川崎球場(現富士通スタジアム川崎)も馴染み深い場所でよく観戦に訪れた。「球場ラーメンが懐かしいね」。目を輝かせながら嬉しそうに語る姿が印象的だった。

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