川崎区・幸区版 掲載号:2018年6月8日号 エリアトップへ

川崎市動物愛護センターの所長に、今春就任した 須崎 聰さん 市内在住 54歳

掲載号:2018年6月8日号

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動物に注ぐ深い愛情

 ○…動物の保護収容、譲渡をはじめ、動物愛護の普及啓発を行う川崎市動物愛護センターの所長に4月に就任した。獣医師の資格を持ち、1989年に川崎市役所に入庁。これまで、区の保健所や北部市場の食品衛生検査所などに勤務し、センターへの復帰は15年ぶり。高津区内蟹ヶ谷にある同センターは老朽化や手狭になったことを理由に、今年度中に中原区平間に移転する。「大事な1年を迎える中での就任に責任の重さを感じています」と意気込みを語る。

 ○…東京都文京区生まれ。小さい頃から生き物を飼うのが好きで、縁日でもらったヒヨコをニワトリにまで育てたこともあった。デパートに行けばペットショップに「くぎ付け」。昆虫、動物大好き少年の好奇心はやがて動物の行動学や生物学への興味に進んでいった。「だから、獣医になりたいというより、動物のことを学びたくて獣医学部に進みました」

 ○…センターには平均して10匹の犬、70匹のネコなどが保護されている。病気で目を離せない動物もいて、事務室にも大きなケージが置かれている。「スタッフが懸命に世話をしているけれど、ここにいることは動物たちにとって良い環境とは言い切れない」。だからこそ、迷子で保護されたペットが飼い主のもとに戻ったり、病気があっても理解して引き取ってくれる人が現れた時が何よりも嬉しいと語る。「新施設では今まで以上に啓発に力を入れ、子どもたちに命の大切さを伝えていきたい」と力を込める。

 ○…自宅では2匹の猫を飼う。「昔は犬派だったけれど、マンション住まいで猫を飼い始めたらハマってしまった」と笑う。好きな言葉は「泰然自若」。新リーダーとして気負うことなく、動物たちの幸せを探して今日も自然体で職務に向かう。

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