地域活性団体「川崎中島広報企画室」の代表を務める 中村 崇さん 川崎区中島在勤 37歳
地域を繋ぐキューピッド
○…「川崎区の真ん中から人と人とをつなぎたい」。そんな思いから「川崎中島広報企画室」を立ち上げた。メンバーは昨年7月、川崎区にあった商店街「中島中盛会」の七夕復活イベントを共につくった仲間たち。約1000人が来場し、その集客力に中島地区が持つ大きな可能性を感じた。川崎区には、長年住む人や転入で新しく来た人、外国籍の人など、背景も文化も多種多様な人たちが住む。「コミュニティー同士が交流を通して相互理解を深めればもっと面白くなる。自分たちがその接点を作れれば」と語る。
○…先月は、コロナ禍にあえぐ地元飲食店を応援しようと、おすすめテークアウト商品を語り合うプレゼン大会を生配信した。「町で見たよと声をかけてくれた人もいて嬉しかった」とほほ笑む。一方で「以前良かれと思ってやったことが実は地域の負担になってしまったことも」と苦い経験を吐露。企画を立てる際は地域や店舗側の事情を一番に「地域と一緒に汗をかいて、最後までやる」ことにこだわる。
○…熊本県出身。就職を機に上京し、広告代理店やWEBマーケティングの会社で企画・営業を経験した。仕事で総合川崎臨港病院に出向したことを機に転職。今は同院の事業企画担当として働く。同院を地域で身近にするため、働き盛り世代に向けた酒場風の交流会などを開催してきた。
○…川崎駅に流れがちな新規転入者や大師線沿線に住む人を中島に呼び込もうと、目下は地域の飲食店マップを作るのが目標。単なるメニュー紹介でなく、店主や常連の紹介などに焦点を当てる。「このお店に行けばこんな人に出会えるとか、同じジャンルに関心がある人たちが集まるというのが分かるマップにしたい」と意気込む。
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4月26日
4月19日