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川崎区・幸区版 公開:2022年7月29日 エリアトップへ

園児との絵本作りに力を入れる、東おおしま保育園園長の 人見 歌子さん 川崎区小田在住 67歳

公開:2022年7月29日

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子ども喜ばせる創作魂

 ○…「保育園での思い出を忘れずに残してもらいたい」。そんな思いを込めて、園児と一緒に絵本作りを行ってきた。今年のはじめには、その楽しさとやりがいをまとめた本を出版。「子どもたちの豊かな発想から生まれる絵本はどれもすてきな作品ばかり」と絵本づくりを勧める。

 ○…大学2年で進路に迷った時、保育学校に通うバンド仲間の「日本の将来を背負っていくのは子どもたち」という言葉に未来を感じ、大学を中退して保育学校へ進学した。保育士になり30歳を過ぎた頃、園で飼っていたアオムシが、羽化してチョウになるところに遭遇。「チョウの誕生と、それを静かに見守る子どもたちの姿に感動」して初めて絵本を作った。この作品は絵も文も自分で書いたが、子どもと感動を共有しようと年長クラスの担任の時に、絵は子どもが描き、文は子どもと相談しながらの絵本を作るようになった。他の先生への協力もあわせ、これまでに約10冊を制作した。

 ○…川崎区出身。今は夫、長男夫婦と暮らす。趣味は遊具の手作りと、30年以上続ける和太鼓。保育園の夏祭りの余興がきっかけだった。続けるうちに「『先生たちの太鼓もお嬢様芸じゃなくなったね』と保護者に言われたときは、やる気出たね」と笑う。継続性を持たせるために園の外で「鼓空」というチームを作り、地域の祭りや老人ホームの慰問などでも披露するようになった。代表は後進に譲ったが、和太鼓はライフワークだ。

 ○…「自分で楽しいこと見つけられる人に育てたい」。そう思いながら、型にはめない、子どもに合わせた保育を心がけてきた。「子どもたちの将来を思い描きながら保育士仲間と飲むお酒がたまらない」と屈託のない笑顔を見せた。

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