第65代川崎青年会議所理事長に就任する 羽山 友章さん 大師町在住 36歳
穏やかさの中に垣間見える情熱
○…40歳以下の青年たちがまちづくりに汗を流す組織、川崎青年会議所(JC)。第65代理事長に1月1日付で就任する。1年間の任期の中で「川崎市内の新旧住民が交流を図れる事業に取り組みたい」と抱負を語る。掲げるスローガンは、天台宗の開祖、最澄の言葉を引いた「照千一隅」。「川崎JCにいる一人ひとりの立ち位置からベストを尽くすことがまちを照らすことになる」。話しぶりは穏やかながらも、熱いものがひしひしと伝わってくる。
○…全国に約700ある青年会議所の中で、川崎JCは県内では横浜に次ぐ歴史を持つ。現在、会員数は90人強だが「人口規模からすると本来は150、200人いてもおかしくない組織」ときっぱり。喫緊の課題に会員の増強を挙げる。「地域愛を持つことができるJCの良さを説き、会員の拡大を図りたい」と力を込める。
○…JC歴は8年。青少年育成委員会ではわんぱく相撲に携わり、子どもたちが礼儀正しさや忍耐強さを身に着ける様子を目にしてきた。県内の高校生による模擬県議会を行った際には、JCを介して高校生と行政との接点づくりに力を尽くした。こうした活動を通じ「まちづくりは人づくり」との確信を得た。5年前から副理事長や専務理事を経験。執行部に入り、組織を支えた。
○…地元大師で生まれ育ったが、中学校からは都内の私立校に進学。それゆえ、JC入会以前は地域との関わりがなかったという。現在は家業の蕎麦膳「はやま」を父親、弟とともに切り盛りする。店ではフランス料理店などで修行を積んでいた経験を生かしたメニューも提供する。趣味は絵画。学生時代は美術部に所属し、一時期は画家を目指していたこともある。ドラムを叩くのもたまの息抜き。好きな音楽はメタリカ、ミッシェル・ガン・エレファントといったハードロックやへヴィメタル系。夫人、長男の3人家族。
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5月3日
4月26日