IoTビジネスの振興をめざす 小湊 宏之さん 川崎市産業振興財団ICT連携コーディネータ 43歳
縁結び通じて自己成長
○…ICT(情報通信技術)と「ものづくり」を結び付け、事業拡大や効率化を図る(公財)市産業振興財団のコーディネータとして活躍。フォーラムや勉強会等を次々と仕掛けている。加えて、新たなIoT(モノのインターネット)ビジネスを創出し盛り上げるという課題に取り組む日々だが、「コーディネータという立場で携わることで自分が前進できると思う」と前向きな姿勢を見せる。
○…ICT企業や製造業との人脈が多いことからコーディネータを依頼された。3年計画の事業は約1年半が経過、「成果としてはまだまだ」と語るが、フォーラムなどを通じ異業種間の繋がりが増えていることなど広がりを実感。「皆がやって良かったと思うところまでいかないと。ここからが重要。具体的な成果が一社でも出てくれば事業は続く」。そう信じて橋渡し役に徹する。
○…父が立ち上げた(株)アルファメディアの代表。入社後しばらくして事業を継ぐと、約50大学が導入した出欠管理商品を開発販売し話題に。「今後も社会に役立つ製品開発に力を入れていきたい」と話す。息抜きは夫人との旅行。「行先は妻がほとんど決めている」と苦笑するが「妻は仕事のことを理解してくれているからね」と恩返しの思いからだろう。
○…同社のパソコン教室「富士通オープンカレッジ武蔵小杉校」では、独自の地域貢献プランも考えている。ドローンを使った子ども向けのイベントで、シニア世代との交流を図りたいという。「自分が子どもの頃は遊んでくれる年配の人が近くにいたという思い出が残っている。親たちも楽しめるドローンを使うことで3世代交流が出来れば」と微笑む。企業同士をつなぎ、地域をつなぐ、小湊流の縁結びはこれからだ。
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5月3日
4月26日