「Jで再びゴール決める」
――J昇格の率直な感想。
「町田にJのチームが出来るとは全く想像出来なかった。今の子どもたちが町田のトップチームを目指せることになると考えると、凄いことをやったなと。嬉しさもあるが、もっと上を目指さないといけない」
――これまで多くの方がチームを支えてきたが。
「目の前にあることを1つずつ乗り越えてきた。竹中コーチや色々な人の支えでチームが進化してきた。コーチや監督、選手やスタッフと立場は違うが、ボール1つでみんなが繋がることは本当に素晴らしい」
――チームとして険しい道のりだったと思うが。
「クラブとして株式会社にしたときは、リスクを覚悟して前に進んだと思う。それで失敗する可能性もあったし、加入した2006年はサッカースクールを運営して給料を自分たちで稼がなければならなかった。サポーターもサッカースクールに通う子どもとその保護者が多かった。よくやってきた」
――最終戦で笛が鳴った瞬間はどう感じたか。
「やっとここまできたかと。チームに在籍してから濃い6年だったとひざまずいた。本当に力が抜けた。6年間やれと言われたらできないが、毎年が勝負だからこそやってこれた」
――J昇格を決定づけたアルテ高崎戦のゴール。
「試合後は多くの方から『運を持ってる』と言われたが、僕ほど持っていない選手はいない。年間30何試合出てその年に退団になったこともあった。何で自分なんだと、そう思ったこともあった。だからあの試合で力になれてよかったと心から思っている」
――J2の舞台でどんなサッカーをしたいか。
「自分たちがボールを動かしてパスをまわし、主導権を握って勝つサッカーを。簡単にはいかないが常に理想は追い求めて美しく勝つサッカーがしたい」
――Jリーグチームになることについて。
「子どもたちは自分たちの町にあるプロサッカーチームに憧れてサッカーができるだろうし、サポーターは生きがいを持って生活ができる。経済的にも効果があるだろうし、町田のブランド力も高まるだろうから、もっとそういう存在に近づきたい。これからが本当に大事になる」
――昇格して対戦したいチームや選手は。
「古巣が3つ(湘南ベルマーレ・モンテディオ山形・ザスパ草津)あるからそことの対戦は楽しみ。できればそこでゴールを決めたい。対戦したい選手というか、小学生の頃からの付き合いの戸田選手(元日本代表・戸田和幸)と敵味方関係なく一緒にピッチでプレーできたら楽しいと思う」
――最後に今年の抱負を。
「Jリーグの選手にはなったが、まだピッチに立てるとは決まっていない。まずはチーム内の争いに勝つこと。そしてJリーグのピッチでゴールを決めたい。自分のできることを1つ1つやっていくだけ」
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