第67回全日本体操種目別選手権が6月29日、30日、東京体育館(渋谷区)で行われ、町田在住の内山由綺さん(15・スマイル体操クラブ)が、ゆかの演技で1位に輝いた。また、段違い平行棒でも2位となるなど大活躍。リオデジャネイロ五輪へ向け、順調に歩み続けている。
今年5月、6月に行われた全日本体操個人総合選手権やNHK杯で成績上位者のみが出場できる全日本種目別選手権。ロンドン五輪で活躍した寺本明日香選手(レジックスポーツ)や、美濃部ゆう選手(朝日生命)らが日本一を目指した。
内山選手は、ゆか、段違い平行棒のほか、平均台でも出場したが、予選突破ならず、2種目のみ決勝へ進んだ。
ゆかの演技は最後から2番目に登場。最終演技者は村上茉愛選手(池谷幸雄体操倶楽部)が控えていた。村上選手は世界でも数少ない最高H難度の使い手。ゆかの演技で個人総合大会やNHK杯でも常に1位を獲得している。
ゆかの演技前、いつもより緊張した面持ちで、フードを目深にかぶり、集中力を高めた。最初の演技で難度を高めた新しい構成に変え、上位を狙っていた。演技のポイントを頭の中で復習し、出番を待った。そして2位の笹田夏実選手に0・1ポイント差をつけ、13・750で優勝。「ゆかの演技の前は本当に緊張した」と演技後、胃をさすりながら振り返った。
「今後は完成度を高めていきたい。でも、今日のゆかの演技も本当に気持ちよかった。優勝できたのは素直にうれしい」と最高の笑顔で話していた。
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