町田消防署 地域特性ふまえ訓練 玉川学園松風台自治会
玉川学園松風台自治会は先月23日、町田消防署協力のもと、初めてスタンドパイプを活用した防災訓練を実施した。
スタンドパイプとは、消火栓に差し込みホースと筒先を結合することで毎分100㍑以上の放水ができる消火用資器材で、消防車両が進入できないような道路が狭い地域や木造住宅密集地域で火元直近の消防水利を活用した消火活動ができる。
坂が多く道路が狭い同自治会では、消防署員の指導のもとスタンドパイプの取り扱いを中心に、ホースおよび放水がどこまで届くか、また地区内の各所で火災が発生した場合にどう対応していくかなど多角的に検証しながらの訓練となった。参加者からは「震災時には消防隊がなかなか来ないと思うので、より多くの住民がスタンドパイプを使えるようになるよう、訓練の輪を広めていきたい」や「スタンドパイプの消火能力の高さが分かったので、震災に備えて使い方をマスターしたい」との声が上がった。同自治会では今後も定期的に訓練を継続する。
町田消防署は町内会の会議や各種イベントを通じ、各自治会にスタンドパイプや防災訓練の必要性を働きかけていくという。
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