独自の視点で分析 冊子「町田をわぎる!」完成 景観づくり市民サポーター
町田の魅力の発掘と広報活動を実践する町田市景観づくり市民サポーター「景観を考え続けるグループ」はこのほど、独自の視点で町田を分析した冊子「町田をわぎる!」を完成させた。発行は町田市都市づくり部地区街づくり課。
町田は東西に細長く、尾根と谷戸に挟まれた複雑な地形の上に街が作られている。同グループは、市の景観計画で分けられた「丘陵地ゾーン」「住まい共生ゾーン」「にぎわいゾーン」を個別に歩くことや景観的に優れた場所の調査だけでは地域ごとの特徴を捉えきれないと考え、尾根筋を境にして輪切るように歩き、高低差を感じながら他エリアと比較して歩くことでそれぞれの地域の特徴を拾い出せると思案。そこから「わぎり」という視点での調査が生まれた。
わぎり歩きのルートは「相原〜七国峠〜八王子みなみ野」「橋本〜小山〜鑓水」「淵野辺〜小山田〜唐木田」「古淵〜山崎〜小野路」「町田〜金井〜広袴〜新百合ヶ丘」「町田〜かしの木山〜恩田」「つきみ野〜つくし野〜長津田」の7つ。2011年11月から13年12月までの間に述べ10回、総歩行距離にしておよそ60Kmを述べ60人で調査した。その調査結果が写真や地図、断面図などで分かりやすく紹介されている。「輪切りという共通の視点を持つことで、我々はお互いの景観に対する考え方の違いを共有し、整理することができた」とグループリーダーの清瀬壮一さんは話している。
冊子は同課や各図書館、市民センターなどで閲覧できる。4月上旬からは町田市ホームページにも掲載され、誰でも閲覧が可能に。
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