町田茶道会(高野宗佳会長)が創立50周年を迎え11月30日、記念茶会を町田市文化交流センターで行った。
着物姿などの男女600人以上がお祝いに駆けつけ、席主が演出する雰囲気を感じながら季節感あふれる和菓子や茶を楽しみ、茶器などをめでたりしていた。
会場では、薄茶、濃茶など4席設けられ、それぞれの席主により掛け軸や茶花など説明があり、会話を楽しみながら静かな時間が流れて行った。
高野会長は茶事の中で、「5年前の45周年の時に使用した花入を今回も使いました。5年前は茶会当日の朝、その花入を前に、『難しい、どうしよう』と40分も活けるのに苦労しましたが、今回はもう少し早くできました」と50周年という月日の流れの重みをそっと話していた。
参加者の1人は「お祝いの雰囲気の中で、菓子もお茶も堪能できました。それぞれの席で、お目出度い掛け軸や、自然のものをそのまま持ってきたような和菓子、茶器も素晴らしいものばかりで存分に茶会を楽しみました」と話していた。
参加者らには同会の五十周年記念誌『茶道誌』も配られ、歴史の積み重ねと、未来への希望にあふれた茶会となった。
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