町田山崎団地を運営するUR都市機構主催の防災イベント「DANCHI Caravan」が2月28日・3月1日の2日間にわたり、同団地内広場で行われた。
これはURが「災害に備える知識や心構えを楽しく身につけるように」と企画したもので、多世代が交流することで希薄になりつつある地域コミュニティを再構築する目的を持つ。自治会や桜美林大学の学生、無印良品防災プロジェクトなどが企画協力した。
緊急時を想定したキャンプ型の宿泊体験には、同団地住人や、子どもが団地内にある保育園に通う30代から40代の家族8組が参加。テント設営から火起こし、災害時を意識したレトルト食材での夕食作りなど、普段行わない作業を楽しむ様子がみられた。1歳・4歳の子どもと家族4人で参加した熊澤めぐみさんは「子どももまだ小さいので、家の近くでキャンプ体験ができてうれしい。防災グッズは家に備えているが、放置してしまっているので改めて見直したい」と話した。
防災ワークショップでは、各ブースで「食事の時の節水方法」や「身の回り品を使った防寒の技」などが紹介され、来場者の関心を引いていた。URの須田暁憲さんは「団地の魅力創出のため、屋外空間をどうPRするかを考えた時に、『キャンプ』『防災』が上がった。今後も若い人が参加し、自治会と交流できる新しい使い方を考えたい」と話した。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|