「サッカーにあまり興味はなかったんですよ。代表の試合を観るぐらいでした。奥さんと娘さんの影響かな」
ホーム町田市立陸上競技場で試合が行われるごとに無料で配布される「La Gazzetta dellо MACHIDA」(ガゼッタ・デロ・マチダ)の編集長を務めている。
「いやー、ホームゲームごとに発行するのは正直、辛いですよ」と笑うが、仕事の合間に寝る間を惜しんで編集作業を行っている。
FC町田ゼルビアとの出会いは2010年。サッカー好きの奥さんの影響から、開幕戦を一緒に観に行った。「相馬直樹監督のデビューゲームでしたからね。奥さんが相馬監督のファンなのでね」
小売業に務め、土日もなかなか休めないが、行けるときはゼルビアを応援しにスタンドに足を運んでいた。真剣にゼルビアを応援しだしたのは2012年の後半。それまでバックスタンドからの応援だったが、熱狂的なサポーターが集まるゴール裏で初めて観戦した。
第一印象は「なんで、あんなに頑張れるんだろう」。それからボランティアとしてチラシ配りやポスター張りなど集客支援を手伝った。「今から考えると、ゼルビアを応援する人たちを最初に好きになって、それからゼルビアを好きになった気がします」
「もっとサポーター同士が意思疎通できれば」と2014年からガゼッタ・デロ・マチダの編集を引き継いだ。「ゼルビアを応援しようという同じ立場でもサポーター同士で意見は違うし、勘違いしていることもある。紙面では色々な人の声を紹介して、みんながより一緒に応援できる一助になれば」
編集作業の多くは「文字起こし」。話してもらったことを録音し、それを文字にする。ホームゲームで応援しながらも情報を仕入れ、翌週のアウェーの情報も紙面に反映させる。B4版の表裏にぎっしり情報が詰まっている。「僕が初めてゴール裏で応援し興奮した思いを多くの人にも味わってもらいたい。この紙面が、そういうものになれば、本当にうれしい」
編集作業は佐藤さんのほか大城尊さん、大田知美さんの3人が行っている。現在、ボランティアを募集中で、手伝ってみたいという人はEメールで【メール】lagazzettadellomachida@yahoo.co.jpへ問い合わせを。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|