キヤノンイーグルスは今季11節を終え、4勝7敗、総勝ち点20で、トップリーグ16チーム中10位という成績だ(2016年12月12日現在)。
2012年に日本ラグビーの最高峰”ジャパンラグビー トップリーグ”に昇格して以来、11位、7位、7位、6位と順調にその順位を高めてきたキヤノンイーグルスではあるが、5シーズン目の今シーズンは苦戦している。
8月末に開幕した今シーズンの公式戦、初戦のコカ・コーラ戦に勝ったが、その後ヤマハ発動機、東芝、サントリー、神戸製鋼、パナソニックと、前半戦9試合で強豪・古豪と対戦しなければならないスケジュールの中で、上手く流れを掴むことができなかったといえる。
惜しい試合続く
今シーズンはヤマハ発動機戦、パナソニック戦という好カード2試合を町田市の野津田陸上競技場で開催したが、残念ながらともに勝てなかった。
4勝7敗と3つ負け越してはいるものの、11試合での得点が253、失点が259と、得失点差はわずかにマイナス6点となっている。1位ヤマハ発動機、2位サントリー、3位パナソニック、4位神戸製鋼、5位トヨタ自動車の上位5チームまでが得失点差がプラス。マイナス6点という数字はこれらのチームに次ぐ6位になる。それだけキヤノンはここまで惜しい試合が多かったといえる。
事実、東芝、リコー、トヨタとの試合は負けたとはいえ7点差以内の敗戦、リコー、サントリー、パナソニック、トヨタ自動車との試合では前半はリードしていた。
今一歩のところで勝ちきれないという試合に、ファン・サポーター、そして誰よりも選手たちが悔しい思いをここまで持ち続けたはずだ。
しかし、直近の近鉄ライナーズ戦は、敵地・東大阪市花園ラグビー場で行われ近鉄への大声援の中で行われた試合だったが、17-10(前半10-0)で勝ち、後半に追い上げられたものの、後半逆転されるという悪い形を断ち切ることができた。
最後まで勝ちきる
残すところ4戦、12月18日NECグリーンロケッツ戦、12月24日クボタスピアーズ戦、新年1月8日NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦はいずれも東京・秩父宮ラグビー場で、そして今シーズンの最終戦は1月14日HondaHEATと花園ラグビー場で行われる。キヤノンイーグルスは最後まで、到達できる最高順位を目指し、残りの試合をすべて勝つ気持ちで臨む。
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