団塊の世代が子どもの頃に聞いた懐かしいピアノの音をもう一度―。55年前のピアノの当時の音を取り戻そうと調律をしている酒井美登さん(=人物風土記で紹介)。このピアノは1963年(昭和38年)ごろに製造されたヤマハのアップライトピアノ。ピアノが広く家庭に普及する少し前のもので、音を出すために見えない部分まで凝った作りになっているという。
今のピアノと比較すると大人しめの音色。戦後20年当時のロマンを感じさせるという。「音が鳴らなければただの木の箱。楽器としてよみがえらせたい」と酒井さん。鍵盤のタッチを正しい位置に戻し、弦などの消耗品を新しいものに変える作業が続くが、来週には調律を完成させる予定だ。ピアノは小野路のピアノカフェショパンに置いてあり、誰でも弾いて当時の音を楽しむことができる。問合せは【電話】042・734・1889岡さんへ。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|