町田版 掲載号:2018年2月1日号
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5つのさかずきに願い込め 各種団体が協力し製作

文化

協力して杯の箱詰めを行うニーズセンター利用者たち
協力して杯の箱詰めを行うニーズセンター利用者たち
 「町田は日本の自由民権の中心だったのでは」。1987(昭和62)年、野津田の山から「凌霜館(りょうそうかん)」と書かれた杯(さかずき)が発見された。凌霜館とは、明治時代に三多摩の自由民権運動の最高指導者だった石阪昌孝氏とともに運動を推進していた村野常右衛門氏が設立した文武道場で、現在はその場所に町田市立自由民権資料館が建てられている。

 市内で郷土史や伝統文化を研究しているNPO法人日本郷土史家協会(岸芳男代表)は、同資料館、小島資料館の協力のもと、「自由」「民権」「平和」「平等」「幸福」の文字が書かれた5つの杯を製作した。同会の岳登さんは「自由民権運動が日本中に広まり、藩閥政府に対抗し国会開設や言論の自由、地租軽減などを要求した結果、国会は開設し、日本の憲法も制定された。私たちは先人が努力して現在の日本を築いてきたことを忘れてはいけない」と話し、「現在日本は少子化など将来に多くの不安材料を残している。私たちが英知をもって日本の将来を切り開いていくことを、この5つの杯に託しました」と製作の理由を述べた。

 杯は、障がい者通所施設(社福)ボワ・すみれ福祉会ニーズセンター花の家の協力を得て、5個一組で100セットを製作。同会陶芸専任の米倉恭代さんがデザインを手がけ、利用者がパッケージ作業を行った。杯は花の家にも置かれ、希望者には5個セットを実費2000円で譲渡する。問合わせは日本郷土史家協会【電話】042・721・5975(岳登さん)へ。

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