町田市在住のプロ紙芝居師、さるびあ亭かーこさんが食物アレルギーを知るための絵本「いっしょのちがうもの」(絵本塾出版)を出版。3月18日、これを記念したトークショーと朗読会を町田パリオで開いた。
みんなで一緒に食べるとおいしい―市内の少年をモデルにした食育の原点ともいえる物語は”アレルギーのない子”と”頑張るアレルギーの子”の理解の架け橋となるもの。当日は石阪丈一町田市長、絵を担当したイラストレーターのエイイチさん、本を監修した「食物アレルギーの子を持つ親の会」代表の武内澄子さん、モデルとなった親子も参加した。
「悲しい本にはしたくなかった」とかーこさん。食物アレルギーに対して理解が広がる反面、「アレルギーは移るの?」「なんか怖い」「特別扱いはずるい」と思ってしまう人もいるため、当事者の子は給食のたびに涙をこらえているという。また、親も傷つき自責の念にかられるという悲しい事例がある。「何らかの形で応援できたらと思い立ち絵本にしました。周りに理解を広めるためにも活用していただけたら」
特定原材料不使用のレシピ5品付き。久美堂本店ほかで取扱い。絵本に関する問合せは【電話】042・722・2811かーこの紙芝居事務局へ。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|