室内にピアノの生演奏が流れ、入居者たちがそばで聴く、合わせて歌う、聴きながら物思いにふける―。「ひだまりガーデン南町田」にはそんな日常がある。歌うことだけでなく、耳で聴き、目で譜面を見て、手拍子や拍手などで手を動かし、身体全体でリズムを取る。音楽はコミュニケーションの一助にもなっている。
幼少期からピアノに触れていた鳴釜英里さん。音大卒業後は講師を務めるなど、まさにピアノは体の一部。社会情勢に目を向けた時、介護業界に必要性を感じ、自らを売り込んだ。「部屋に籠っていた方が、曲を聴いて笑って、ハミングして、曲の1番が歌えるようになり、それが2、3曲と増えていって…。『変化』を感じるんです」と、その力を実感し、広め続ける。
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