世界王者になって初めての防衛戦は、これまで一度も勝ったことがない相手だった。9月12日、後楽園ホールで行われた「IBF世界女子アトム級タイトルマッチ」は、町田市在住の王者・花形冴美選手が判定勝ちで勝利し、初防衛を果たした。
対戦相手の池山直選手は「鉄人」の異名を持つ元王者。これまで2戦して2度とも引き分けと、どうしても越えられない壁だった。チャンピオンになって迎えた3度目の対戦。最終10ラウンドまで続いた打ち合いは、2─1の僅差の判定で花形選手の腕が上がった。試合前に「地位もベルトにも興味がない。今の自分を成長させてくれるような試合をしたい」と語っていた花形選手。試合を終えて「壁を乗り越えられた。少しは成長できたかな」とコメントした。
花形選手が勤める市内金森のラーメン店「超純水彩麺 天国屋」の佐々木昭一店長は、応援ツアーを組んで試合会場に駆け付けた。「白熱した試合で、声援を送るこちら側もぐったりして疲れました。でも本当によくやった」と喜びの声を上げた。
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