J1という夢の舞台。けして簡単には掴めないことはわかっていた。それでも開幕前、相馬直樹監督が語った「クラブ最高位の4位になった2018シーズンは忘れる。その悔しさが今年闘っていく上での原動力になると信じている」という言葉が何かを起こしてくれると期待させた。「もしかしたら手を伸ばせば届くところには来ているのではないか」。そんな思いは儚くも崩れ去った。
チームは来季、大きく変わるかもしれない。それでも今季の悔しさをバネに、シーズンを通して経験したものから学ぶことがなければ同じ轍を踏むことになるだろう。2019シーズンは終わっても、チームがなくなるわけでも夢を失うわけでもない。もう一度、J1という目標に向けて前に進むだけだ。
来季もJ2という舞台で戦え、上を目指す権利を掴み取った意味はそれだけ大きい。今季、チームはJ1クラブライセンスを初めて取得し、これによって「順位の要件を満たしていれば、2020年シーズンはJ1に昇格することができる」ことになった。1万5千人以上が入場可能なスタジアムの増席工事も着工。クラブ念願のJ1ライセンスを取得した今、勇気と自信を持って、掴み取ろう、次こそ。
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