有償ボランティアなどで認知症の人の「働きたい」という思いを叶えるデイサービス施設、NPO法人町田市つながりの開DAYS BLG!(成瀬台)が同様の施設では全国で2例目となる「新型コロナウイルス感染症拡大防止活動基金」の採択を受けた。利用者らは近隣の福祉事業所へ感染症対策グッズを無償で届けるプロジェクトを9月からスタート。コロナに関する有益な情報も同時に届けるなど、地域に向けて活発に活動している。
助成金を利用
届けるのはマスク、アルコール、手袋、ガウンなど予算内で調達できるもの。基金の助成金を感染症対策グッズと有償ボランティア費用にあてるため、必要とする事業所には無償で届けることができるという。つながりの開に通い始めて2年になる宮沢収さん(74)は「仲間たちと一緒に働けるから楽しい。届けた先でも喜んでもらえるのでやりがいもある」と話した。デイケアサービスをはじめとした福祉事業所からの要望に応じて必要な物資を各地へ配達する。スタッフの佐藤亜美さんは「デイサービス施設としてこの基金の採択を受けられるのは全国的にも珍しい。これまでの活動が認められたのだと思う」と話した。
グッズの希望者は申込みフォームから受付け。申込み多数の場合は、より小さい事業所を優先する。問合せは【電話】042・860・6469まで。
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