町田警察署(吉田知成署長)は11月26日、野津田町にある神奈川中央交通(株)町田営業所でバス内における刃物所持犯人制圧訓練を行った。
今年に入り相次いで発生している電車内における無差別殺傷事件を受けた訓練。同社が同様の旅客自動車運送事業者であることから連携する運びとなった。
訓練は、車内で犯人が刃物を取り出し襲ってきた想定。運転手はすぐさま本社につながる通報ボタンを押し、同時にバス側面と後ろ面の電光掲示板に「緊急事態発生中」を知らせるメッセージを掲示。外にいる一般人に車内の異常を伝えた。ほどなくしてパトカーが到着し、4、5人の署員が犯人を説得。犯人が車外に出たところを盾やさすまたを使い、制圧=写真。乗客と運転手を安全に車外へ誘導した。
訓練を見守った吉田署長は「いつどこで、どのように起こるかわからない事態に備えるため、平素からの訓練が重要。神奈中さんとの役割分担や資材の活用法などを確認でき、大変有意義だった」と話し「訓練のための訓練に終わることが好ましいが、いざという時のために反復してほしい」と署員らに伝えた。
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