町田リス園の園長に今年6月、就任した 谷 博夫さん 旭町在住 66歳
福祉の思いつなぎたい
○…昨年開園35周年を迎え、来場者数が年間10万人を超える町田を代表する観光スポットの運営を任された。障害者の就労支援の場としても重要なポジションを担う同園。設立には市の福祉政策に携わった祖母が関わり、奔走するその姿を身近で見ていたからこそ、「開園へと導いてきた人たちの思いをつないでいくこと」が自身の使命だと考える。
○…町田で生まれ育った。大好きな街に貢献したいと市役所へ入庁。役所で学んだのは「どれだけがんばっても知ってもらえないと意味がない」ということ。特に広報課での業務は職員一人ひとりの取り組みが重要。市民の暮らしを豊かにするため、それらをまとめ、発信する。「役所の印象を左右する仕事だった。今もその考えに影響されている。園長として肝に銘じたい」
○…仕事の中で出会い、はまったのは無人航空機のドローン。手元のコントローラーで操作する感覚に、子どもの頃夢中になったラジコンを思い出した。そこに趣味の写真撮影が組み合わさり、のめり込んでいった。「上空など通常なら撮れない角度からとれるのがおもしろい」と笑顔。昨年行われた35周年を祝うイベントでも、集合写真を撮るのに活躍した。
○…昨年から副園長として園を支えてきた。きっかけは前園長からの勧め。福祉への思いをもって、「これはチャンスだ」と飛びつき、面接でも熱い思いを語りつくした。今後は園を「バージョンアップしたい」と考える。動物園として町田の人をもっと呼び込み、就労施設としてより利用者の生きがいとなるよう、地域との交流の機会を増やしたいと考える。園の発展が町田の福祉向上につながる――そう信じ、走り出した。
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