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町田版 公開:2011年7月7日 エリアトップへ

「専門家の見解」 市内で計測された放射線値を受けて

文化

公開:2011年7月7日

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 都や団体、個人が調査した市内放射能測定値結果を渡し、専門家2人に見解をもらった。

・坂巻幸雄氏(日本科学者会議災害問題研究委員)

 事故の影響は出ているが、事故前の自然放射線レベルから見て、現在の値はその2〜3倍程度だと推測されます。この増加は望ましいことではないのですが、汚染地域の中では軽微な部類に属し、国際基準の一般人の被爆限度、(1ミリシーベルト/年)にほぼ収まります。町田市全域に通じることですが、対策の重点は内部被爆防止にあります。現在の放射線源の大半が地表に沈着しているセシウム134とセシウム137なので、農作業・庭仕事や泥遊び後の手洗い、うがいの励行、乾燥して砂埃が立つ際のマスクの着用などに留意すれば良いでしょう。

・井野博満氏(東京大学名誉教授・金属材科学専門)

 国際基準である年間1ミリシーベルトを一つの考えだとすれば、1時間あたり「0.03〜0.07」という都が測定した値は、ある程度安全である範囲内という数値が出ました。放射能のレベルは、「ある」「なし」で判断するのでなく、ある”度合い”で考えれば良いかと思います。つまり、町田市が1とすれば福島は10ですとか100ですとか、そういった比較になるかと思います。つまり、町田市はすぐにでも避難しなければいけないという地域ではないのでしょうが、放射能で特に気をつけなければいけないのは「内部被爆」です。口に入れる水や食べ物について、特に小さなお子さんを持つご家庭では、気にとどめて頂く方が良いかと思います。
 

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