町田市在住の映画監督・鎌仲ひとみ氏の最新作「内部被ばくを生き抜く」の上映会が16日、玉川学園文化センターで行われた(町田放射能市民測定室設立準備会主催)。
上映会には80人以上が来場し、観賞後は鎌仲氏の講演も行われた。鎌仲氏は、核燃料サイクルの現状や、低線量被ばくの危険性を説明した。また、参加者から食べ物に含まれる放射性物質についての質問に、「輸入したものの中にも放射性物質が含まれている場合もあるし、逆に福島で栽培されている野菜がまったく汚染されていないこともある。必要なのは、『可視化』。どの食べ物にどれくらい放射性物質が含まれているかをはっきりさせる必要がある。ラベルの中に○○キロカロリーと表示してあるように、放射性物質も○○ベクレルと表示すれば、不安も取り除かれ、風評被害もなくなる。現在はベルトコンベアーで流しながら数値が測れるものがあるので、そういったものを導入すれば良い。暫定基準以下などではなく、しっかりと数字を出すこと。曖昧(あいまい)にすることが一番不安をあおることになる」と説明した。
映画「内部被ばくを生き抜く」は、実際に現場で医療活動を継続してきた医師4人のインタビューを通して、低線量被ばく問題を浮き彫りにしている。
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