日本中を沸かせ、世界を驚かせたラグビーワールドカップ日本代表。その中に、町田をホームタウンにするキヤノンイーグルスに所属するアイブス・ジャスティン選手=写真がいる。ワールドカップで感じた日本の強さ、そしてキヤノンイーグルスのこれからのことをインタビューした。
「大会前、長い期間みんなで準備して、それぞれが自信を持っていた。周りの人はビックリしただろうが、自分たちはあまり驚かなかったよ」とキッパリ。
日本代表が行ってきた厳しい練習は大会中に何度も報じられてきた。
「南アフリカに勝ったことで、世界中を驚かせたけど、自分たちの目標はあくまでベスト8だった。しかし3勝して歴史を変えたことは満足している」
ワールドカップで1勝ごとに一喜一憂し、勝つことの難しさ、厳しさを何年にもわたり味わってきた日本代表だが、着実に『勝利』に近づいていた。
「日本人が世界最高峰のニュージーランド・豪州・南アフリカ3ケ国のプロリーグ『スーパーラグビー』でプレーをして、その技術を持ち帰ってきた。そして昨年はベストメンバーのイタリアにも勝利した。驚くことじゃないんだよ」
日本のラグビーを変えたといわれるエディー・ジョーンズヘッドコーチ。
「彼によって日本のラグビーはすごく変わった。最初の3年は1勝することが目標だった。しかし大会前のキャンプで、『南アフリカに勝とう』とエディーが言葉にした。個人的にはこの言葉が忘れられない。今までで一番印象に残る言葉だった」
4年前のワールドカップではケガのために出場が出来なかった。
「今回が初めてのワールドカップ。試合前、ユニフォームを渡された時は感極まって言葉が出なかった。試合に向かうバスの中ではすごく緊張しているのが分かった。そんな時、キヤノンイーグルスのチームメイト菊谷祟選手が送ってくれたビデオメッセージで心が和んだよ」
ワールドカップ出場の夢を果たした今、次の夢は。
「日本代表としては次はない。キヤノンイーグルスで長くプレーすることが今の夢。仲間と共に楽しんでプレーしたい」
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