町田市の高齢化率は2010年の21・4%から2015年には25・1%に達し、約4人に1人が高齢者となっている。町田・安心して暮らせるまちづくりプロジェクト(町プロ)では、市民や医療・介護関係者に在宅療養に対する理解をより一層深めてもらおうと、ガイドブック「住み慣れたわが家で自分らしく生きたい〜町田市みんなで支える在宅療養〜」を作成した。
「町プロ」は、2013年10月に町田市医師会と町田市が中心となり発足。高齢者がいつまでも住み慣れた地域で安心して生活することを支援するため、在宅医療の普及、医療と介護などの多職種の連携促進を図り、地域包括ケアシステムの構築を目指している。
在宅療養とは、住み慣れた自宅に医師や看護師、ホームヘルパーなどに来てもらい、医療と介護を受けながら生活を送ること。在宅療養を始めるきっかけとしては「退院後に入院前のように歩けなくなってしまった」「がんなど重篤な病気で治るための治療方法がなく、苦痛を緩和してもらいながら自宅で最期まで自分らしく生きたい」「年齢とともに足腰が弱り、外出できなくなった」などが多くの声として挙げられている。
ガイドブックでは「脳卒中で倒れてしまったら」「転んで骨を折ってしまったら」「末期がんと診断されたら」「認知症になったら」などカテゴリーごとに詳しく紹介。療養の仕方や相談窓口などイラストを使いわかりやすく説明している。また、高齢者やその家族の相談窓口となる高齢者支援センターとあんしん相談室の所在地や電話番号などのお問合せ一覧が掲載されており、保存版となっている。
医師会所属の医院や薬局で配布。詳細は医師会【電話】042・722・9486へ。
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