町田市立金井中学校(仙北屋正樹校長)で12日、一般社団法人アンガーマネジメントジャパン代表理事の佐藤恵子氏が、保護者を対象に、怒りの感情を上手に対処する「アンガーマネジメント」についての講演会を行った。
アンガーマネジメントとは、ストレスに伴う「怒りの感情」や行動の背景にある認知に焦点を当て、それらをより穏やかなものに変えていく方法のこと。自らの力で感情をコントロールできるようになることを目指す「認知行動療法」の理論に基づく。
佐藤氏は「怒りを抑えたり我慢し続けるのではなく、それを抱えながらも安全に生活を送ることが目的」と語り、イライラを整理し呼吸を意識することの重要性を説く。
当日は金井中の保護者だけでなく、金井小の保護者や地域の人約70人が参加。仙北屋校長は、アンガーマネジメントの周知を図りたいとのこと。
同校では、昨年度から「自分の気持ちと上手に付き合うためのアンガーマネジメント授業」を実施している。しかし、「この学習が一番必要なのは大人社会なのです」と仙北屋校長は話す。「会社での人間関係・子育てのこと・友人との関係など、様々なところで悩みを持たれているのではないでしょうか」。このような意図で、今回の講演会は開かれた。
参加した金井小の保護者は「最近、メディアでアンガーマネジメントという言葉をよく聞く。自分も、子育てに活かしたい」と感想を語った。
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