町田市立相原小学校(小林憲市校長)で9日、道徳地区公開講座『里山を愛して』が開かれた。招かれたのは、山梨県北杜市オオムラサキセンター館長の跡部治賢氏と、同センター理事で元相原小教諭の千葉岩治氏。
講演に先立ち、小林校長は「自分たちにとってのふるさととは何か。子どもたちのふるさとをどうつくっていくかということを考えている」と述べた。荒れた里山ではオオムラサキは育たない。相原小ではオオムラサキが育つよう、学校林(相原保全会所有共有地)体験学習を2003年から行っている。「総合」学習の時間、4・5年生が大地沢共有林の桧の間伐、下草刈り、枝打ち、測定木の測定を実施するなどしていた。
千葉氏は講演で「相原が、オオムラサキが飛べる町にしたい」と述べ、会場でオオムラサキの孵化の瞬間をとらえたビデオを流した。また「里山を復活させたい」という共通の目的をもった北杜市長坂町の地元の人と移住してきた人からなるNPO自然とオオムラサキに親しむ会(40人ほど)の里山再生活動も紹介した。
跡部氏は「自然は手を入れないとダメになる。森林が整備されているということは、整備している人がいるということ」と、里山再生活動の重要性を強調した。
町田版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|