常盤町の桜美林高校は8月19日、相模女子大学グリーンホール(相模原市)で麻布大附属高校(同市)および桐蔭学園(横浜市青葉区)と「私立3高等学校合同説明会・相談会」を開催した。ウイルス感染に配慮しホール定員の半数以下に人数制限して行われた同会には、来年受験を控えた中学3年生やその保護者ら約1700人が参加した。
コロナ禍により、塾や企画会社主催の合同説明会の多くが中止に。進路情報を得る機会が失われてしまっている受験生に「少しでも情報を提供したい」との思いから今回初めて、近隣の私立高校3校が協力して説明会を企画、実施した。
説明会では教員らによる学校紹介の後、「同じ学校なんか一つもない!公立or私立の学校選びはもう古い?!」と題したパネルディスカッションが行われ、各校の副校長や教頭がステージ上で教育活動の特徴や違いについて議論を繰り広げた。別会場では個別相談会も実施され、教員らに熱心に質問する学生の姿も見られた。
参加者した生徒からは「一度に3校の情報を得ることができて助かった」「3校が比較できて良かった」などの声が聞かれた。主催者の一人、桜美林高の高橋賢一副校長は「私立高校の受験を考える生徒たちに知ってもらえる良い機会となりました。本校も私学としての特色を磨きながら質の高い教育を目指していきます」と話した。
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