神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2022年9月22日 エリアトップへ

オブジェで海洋プラごみ問題提起 大学生と中学生がタッグ組み制作

教育

公開:2022年9月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
中学生が作った魚の造形を飾り付ける学生たち
中学生が作った魚の造形を飾り付ける学生たち

 小田急百貨店町田店6階北側エスカレーター前特設会場に現在、ペットボトルや家庭で出るプラスチックごみで作られたオブジェが飾られている。この「海からの5グラムプラ・メッセージボトル」と題したオブジェは、光を使った空間デザインを学ぶ桜美林大学芸術文化学群の学生と、市立金井中学校の生徒がタッグを組んで制作したもの。展示は9月29日(木)まで。

 世界自然保護基金(WWF)によると、世界中の人々はすでに毎週5gのマイクロプラスチック化した粒子を、魚介類などを通じて摂取している可能性があるという。今回の展示は多くの人に海洋プラごみの問題に関心を持ってもらう目的で実施した。同大ではこれまでにも様々な形で啓発や展示を行っている。

学生の実体験を形に

 造形に使用した素材は実際に鎌倉市の海岸や町田市内を流れる境川で学生たちが集め、また鎌倉市、川崎市の協力を得て海や川に廃棄された漁網を入手しデザインのベースとした。過去の展示を見た町田市教育委員会の依頼により中学生とのコラボ制作となった今回。ペットボトルのカプセルの中には、家庭で出た「5g」のプラゴミを使って中学生が作った魚や海の生物を入れた。同大4年の鈴木菜摘さんと吉田愛莉さんは「イメージをどうすれば分かりやすく伝えられるか苦心した」「自分たちだけだと形状のクオリティに重点を置きがちになるので、中学生たちのアイデアで、さまざまな形のものが集まっていいバランスになったと思う」などとそれぞれ感想を話した。

 なお、オブジェは監修した同大の田中敬一教授により北海道で行われたリサイクルアート展に出品され、応募総数310点のなかから4点だけ選ばれる審査員特別賞を受賞した。

5gのプラごみを使用して作られた魚たち
5gのプラごみを使用して作られた魚たち

町田版のローカルニュース最新6

アイルランドプロリーグで奮闘中

町田出身 池座さん スピード溢れるプレー チームに貢献

アイルランドプロリーグで奮闘中

5月2日

母の日コンサート開催

高橋未来子&榛葉樹人

母の日コンサート開催

5月2日

花とアートの展示会

花とアートの展示会

12日に 本町田の施設で

5月2日

「町田に元気、与えたい」

「町田に元気、与えたい」

「エッグ&プリン」 インタビュー

5月2日

「24-28」プラン公開

市教育委員会

「24-28」プラン公開

環境変化踏まえ、策定

5月2日

紅花の葉で草木染め

紅花の葉で草木染め

11日 大賀藕絲館で講習会  

5月2日

あっとほーむデスク

  • 5月2日0:00更新

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook