大和市立渋谷中学校(小川輝夫校長)の教員13人が15日朝、修学旅行で京都に向かうため新横浜駅から新幹線に乗車した生徒を沿線の畑から見送った。
5年前に引地台中から同校に赴任した英語科の松浦美代子教諭がこの取り組みを始めた。
もともとは1991(平成3)年に下福田中学校で始まった沿線での見送りと出迎え。教員の異動などを経て、今では引地台中や渋谷中、南林間中にも広がり、学校によっては生徒や保護者なども参加してこの場所に集まり、文字カードや旗などを振り車内の3年生を楽しませている。
松浦教諭は「下福田での教育実習時代にこの取り組みを経験しました。その後、配属された引地台中で5年ほど有志の教員で続け、渋谷中でも紹介したところ有志の先生方が一緒に始めてくれました」と話す。
松浦教諭が異動した後の引地台中でも関野旬哉教諭(28歳)がこの習慣を引き継ぎ、今年が11回目となる。
この取り組みを始めた下福田中の四ノ宮和仁教諭(48歳)は「新幹線の乗車が小田原から新横浜になったのを機に校舎から手を振ったのが始まり。20年以上も続きこんなに広がるとは」と目を丸くする。下福田中では22日朝と24日午後に1年生が畑に出て先輩にメッセージを送るという。
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